
認知症高齢者を在宅介護されていて、うちのおじいちゃん、おばあちゃん!
あれ、どこにいっただろう?
あれ、どこにもいない?
いつの間にか家の外に出て行ってしまって大騒ぎをした事があるのでは、ないでしょうか?
在宅介護に役立つ認知症高齢者の所在確認の方法をお伝えしたいと思います。
在宅介護 認知症高齢者の所在確認の方法とは
私の働いている介護施設では、認知症高齢者の行動を把握する為に離床センサーを使用しています。
■転倒のリスクがある方
離床センサー設置が必要な対象者とは
・ベッドサイドから転倒の可能性がある方
・認知症があり歩行が不安定な方
・夜間不眠で所在確認が必要な方
・ベッドサイドでポータブルトイレを使用する方
・居室からトイレに行くがトイレがわからなくなる方
介護施設ではこのような条件で離床センサーを設置しています。夜間もすばやく対応ができる様に転倒のリスクがある方や所在確認が必要な利用者をステーション側の居室で対応をするなど工夫をしています。
この離床センサーを在宅介護に使用し認知症高齢者の行動把握や所在確認に対応が出来ると考えます。
在宅介護で離床センサーを使用する場合
在宅介護で離床センサーを使用する場合、介護施設で使用している離床センサーを在宅でも活かせると思います。
では、在宅介護でどのような条件で離床センサーを使用したら良いのか?
◆所在確認
・いつの間にか外に出てしまう。
◆転倒の可能性
・ベッド脇に倒れてしまう。
・ベッド脇でポータブルトイレ使用。
離床センサーの種類
①マットセンサータイプ
このタイプの離床センサーは設置対象となる方がベッドから起き上がり、ベッド横に座って立ち上がろうと床に敷いたセンサーマットに重心をかけた際やベッドからずり落ちたりして、体重が掛かった際に反応してナースコールなどを通じてお知らせする。
②ベッドのマットレスにセンサーバーパットを敷くタイプ
このタイプは、ベッドのマットレスのすぐ上で、寝たら肩~腰辺りになるように、センサーパッドを敷くのが基本です。マットレスの下に敷くタイプもあります。体重がセンサーパッドにかかっていると正常に判断し、上半身が起き上がる、ベッド上に立ち上がるなどで加重されなくなると、ナースコールなどでお知らせする。
③マットレスの端にセンサーパッド敷くタイプ
このタイプは、利用者が上半身を起きあげて、ベッドの端に座ろうとしたり、ベッドから落下しそうになった時に、マットレスの上面の端に設置したセンサーパッドがナースコールなどで職員にお知らせします。
④ベッドの柵にセンサーパッドを巻き付けるタイプ
利用者や患者がベッドから起き上がろうとして、ベッド柵に巻き付けて設置したセンサーパッドを掴むとナースコールなどで知らせます。
⑤赤外線タイプ
見えない光線が出ていて、ベッドから起き上がりやベッドの端に座ろうと足を下ろした時などに、光線を遮ることによってナースコールなどでお知らせします。
良い点は設置に自由度がある。
介護施設で多く使用されている離床センサーは①マットセンサータイプ、②マットレスの端にセンサーパッドを敷くタイプを使用しています。動きの速い方には④ベッドの柵にセンサーパッドを巻き付けるタイプを使用すると良いと思います。
在宅介護でも十分、機能性を活かせる離床センサーをご紹介しました。
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